診療内容

治療方針

当クリニックでは、皮膚科専門医によりひとりひとりの皮膚症状に応じた最適な治療を親切丁寧に行います。

「症状を抑える治療」と「症状を起こさせない治療」は例えると車の両輪で、どちらも大切だと考えているのでその両方をバランスよく行い、病の治癒を目指します。

「症状を起こさせない治療」として食事や生活習慣の改善を行いながら、漢方治療やビオチン療法などを積極的に取り入れています。

クリニックで行っている検査

アレルギー検査

パッチテスト、プリックテスト、皮内テスト、採血(IgE、RAST)など各種検査によりアレルギーの原因を調べることができます。

真菌検鏡検査

顕微鏡により水虫菌の有無を、正確に調べることができます。

ダーモスコピー

特殊なレンズにより皮膚ガンを早期発見することができます。

皮膚がん検診は随時行っています。気になる「しみ」や「ほくろ」は、お早めにご相談ください。

皮膚生検(組織検査)

臨床像では診断を確定できない、あらゆる皮膚疾患が対象になります。

局所麻酔のうえ、直径3-5mmの筒状のメスで皮膚を採取し詳しく調べます。

ツァンクテスト

ヘルペス感染症の診断に有用な検査です。

水疱をピンセットで採取染色し顕微鏡で詳しく調べます。

ブリックテスト

ブリックテスト1 乳幼児のアレルギーの診断に皮膚プリックテストを行っております。

食物などのアレルゲン液を皮膚に付けて針で刺激し、反応の有無を判定する方法です。
検査の時間は約15分ほどで、 検査当日に結果がわかります。
血液検査とはちがって注射の痛みはありませんし、乳幼児にも負担の少ないアレルギー検査といえます。

ブリックテスト2 アレルギーを抑えるようなお薬、鼻水止めなどは、検査結果に影響が出ることがあるため、そのようなお薬を服用中の方は検査3日前から内服を中止していただく必要があります。

現在内服しているお薬がある方は、診察時にお知らせください。

クリニックの治療機器

液体窒素

液体窒素 液体窒素療法とは、液体窒素という約マイナス200度の超低温の液体を使いイボを凍らせてイボのウイルスに感染した細胞ごと破壊する治療法です。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザー 炭酸ガスレーザーは、「切らない」「ほとんど出血がない」「治療時間が短い」、皮膚治療に最適な治療機器です。
皮膚を削るのが得意なので、皮膚の盛り上がった部分を削る治療に適します。

適応疾患は、盛り上がりのあるホクロ除去、イボ除去、盛り上がりのある老人性しみ除去、比較的小さな良性皮膚腫瘍、汗管腫、毛細血管拡張性肉芽腫、陥入爪の治療等で使用します。

光線療法機器

当院では、ナローバンドUVB(全身照射型)、ナローバンドUVB(部分照射型)、エキシマライト光線療法機器。3台の光線療法機器をそろえています。

ナローバンドUVB(部分照射型)

ナローバンドUVB(部分照射型) 最新の特殊光線治療器です。これまでの光線治療(UVB、PUVA)に比べて安全で治療効果が高いといわれています。

乾癬、類乾癬、アトピー性皮膚炎、尋常性白斑、慢性痒疹などに効果があります。

薬の塗布や内服が必要ないこと、治療後の遮光が必要ないことなど有用性、簡便性が飛躍的に改良されています。

ナローバンドUVB(全身照射型)

ナローバンドUVB(全身照射型) 全身型の光線療法機器です。
天然の紫外線から311nmの波長の紫外線のみを選択的に取り出して使用することができるため、紫外線の副作用を抑えて治療効果を引き出します。

全身に一度に照射することができますので皮膚症状が広範囲の患者さんや全身に照射することが必要な患者さんには簡便な治療機器です。

エキシマライト光線療法機器

エキシマライト光線療法機器 天然の紫外線から308nmの波長のみを取り出して照射できるため、紫外線の有効な部分を選択的に利用できます。

難治性のかゆみに切り札的に使用します。
他にも「アトピー性皮膚炎のかゆみ」「尋常性乾癬のなおりにくい発疹」「白斑の色素新生」「掌蹠膿疱症のコントロール」「円形脱毛症の発毛」などに効果があることが証明されています。

各病例による治療方針

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎のかゆみは非常に強く辛いものがあります。

今あるかゆみをおさえる事と症状をおこさせない事の両方の対策が大切と考えます。

当院では日本皮膚科学会のガイドラインに沿った標準治療を行うことによりアトピーの改善を目指します。

特に新しい概念であるプロアクティブ療法を含む正しい外用療法とスキンケア、食事、生活習慣等のきめ細やかな生活指導に力を入れています。

また、難治例にはナローバンドUVBやエキシマライトを用いた最新の光線療法を行っています。お気軽にご相談ください。

気長にあせらずアトピーと向き合っていきましょう。

にきび

最近は、毛穴のつまりを改善して今あるにきびを治すだけでなく、塗り続けることで新しいにきびができにくくなるような肌質改善もみとめられる新しい外用剤の登場でにきび治療は格段に進歩しています。

にきびでお困りの方は悩まずに早めに皮膚科受診をお勧めします。

あせも

※.ただいま、解説文を準備中です

ヘルペス

※.ただいま、解説文を準備中です

じんましん

※.ただいま、解説文を準備中です

とびひ

とびひは皮膚の小さな傷から細菌が入って生じる小児に多い皮膚感染症です。

放置すると、つぎつぎとうつって全身に広がるので、早めに対処する必要があります。

水虫・爪水虫

水虫は、白癬菌という真菌(カビ菌)が皮膚の角質に感染して生じる皮膚病です。

治療は、抗真菌剤の内服や外用治療を行います。

水虫は一生治らないといわれていたこともありますが、そのようなことはありません。

最近の薬は効果が格段に進歩しているため、2-4週間でかゆみじくじくなどの症状はおさまります。ただ、その時点で治療を中断してしまうと菌が残存してしまうので、症状が治まってから1、2か月は薬を塗り続けることが大切です。

水虫にならないためには、清潔と乾燥が何より大切です。毎日よく石鹸で洗って、風呂上がりには、指の間をタオルでよく拭き、ドライヤーの送風で乾燥させるのも有効な対策です。

バスマットは個人用のものを使用しましょう。家族に水虫の方がいる場合、家族間でうつしあう可能性があるので、家族全員で同時に治療することも大切です。

爪水虫には、外用薬よりも内服薬が効果的です。ただし併用薬や肝機能異常がある場合は内服できないこともあるため、まずは当クリニックにご相談ください。

いずれにしても、本当に水虫であるかどうかの診断が大切です。市販薬で自己治療して悪化することもあります。

当クリニックでは皮膚科専門医がその場で顕微鏡で白癬菌を確認して最適な薬を選択します。水虫かな?と思ったら、お早めにご相談ください。

やけど

やけどはその深さによって1-3度に分類されます。

軽症から中等症までの場合は軟膏処置などで治療しますが、重症の場合は、皮膚移植などの外科的治療が必要になることもあります。

やけどを受傷したときはただちに流水で充分に冷やし、速やかに専門医を受診してください。

ほくろ・しみ・いぼ

当クリニックでは、皮膚科専門医がダーモスコピー検査を行い、悪性か良性かを判断いたします。

足の裏のほくろは、比較的悪性の可能性が高いといわれています。

急に大きくなった、色がにじんでいる、形がいびつ、濃淡がある、7mmをこえる大きさのほくろは早めにご相談ください。もし、悪性が疑われる場合は連携病院へご紹介いたします。

当クリニックでは、良性のほくろ、いぼについては、その部位や大きさなどによってCO2レーザや切除を行います。

良性のしみについては、ハイドロキノン、レチノイン、高濃度ビタミンC外用療法を行っています。

脱毛症

脱毛症には、円形脱毛症、壮年性脱毛などがあります。

円形脱毛症は単発型から全頭型まであり、自然治癒も多いですが何年も治療を要する例もあります。

最近の研究で自己免疫の異常で生じることがわかってきました。治療は薬物療法やナローバンドUVBなどをおこないます。

壮年性脱毛は、男性ホルモンの影響化に生じる脱毛症です。

治療は最近発売された抗男性ホルモン剤(プロペシア)内服療法を行います(自費治療)。ミノキシジル外用療法と併用することでよりさらに効果が上がるといわれています。